熊本日日新聞社は10月12日、共同通信デジタル(東京)や日本高齢者eスポーツ学会と創設した「高齢者eスポーツ指導員資格認定制度」の第3回講座を熊本市中央区の本社で開講した。
熊本eスポーツ協会の会員や福祉の専門家が①高齢者学②著作権や風営法などeスポーツが関係する法律③脳血流活性化や判断力向上など高齢者eスポーツの科学的効果④指導実践法⑤認知症スクリーニングなどを加えた運営実践法-を5時間(昼休み1時間を除く)かけて指導。
受講料3万3千円(教材費込み)。
介護や認知症の予防に役立てるため、高齢者福祉とeスポーツに精通した専門指導者を育成する狙い。
受講者はリポートを提出し、審査に合格すれば資格が認定される。
これまで熊本県内をはじめ青森、岡山、沖縄などで延べ150人ほどが受講している。
高齢者eスポーツは、自治体が高齢者の脳の健康や老化予防策として取り入れ、ねんりんピック2024鳥取の正式種目に採用されるなど、急速に広まっている。