玉名市は2月15日、同市岱明町の鍋松原海岸を、ビーチスポーツやeスポーツの大会、合宿の誘致などを通じて活性化させる計画を明らかにした。
ビーチサッカークラブ「アヴェルダージ熊本BS」(菊陽町)の坂田淳代表理事(33)=益城町=が社長を務めるビーチコネクト(熊本市中央区)と連携する。
鍋松原海岸には、県北唯一の海水浴場だった人工ビーチ(約1万6千平方メートル)がある。
市は、新型コロナウイルスの影響や干満差の激しさで遊泳時間を十分に確保できない点などから、2022年夏以降は海水浴場を開設せず、ビーチをスポーツや自然体験活動の場として活用する方針を打ち出していた。
平らで広い砂浜は県内外のビーチスポーツ関係者から評価が高い。
市は昨年12月、同海岸内の温浴宿泊施設「岱明コミュニティセンター潮湯」の指定管理者(23~27年度)にビーチコネクトを選定した。
潮湯やビーチ、キャンプ場など管轄を市観光物産課に一元化し、同社と協力して誘客を図る。
潮湯は鉄筋コンクリート一部鉄骨造り平屋、延べ床面積約820平方メートル。
海水を利用する大浴場や、最大50人が宿泊できる四つの和室などがある。市は23年度に潮湯の改修を進める。