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2022.12.14

子どもの「ゲーム依存」に悩む保護者にセミナー開催

依存などゲーム関連のトラブルに悩む保護者などを対象にしたセミナーが12月14日、熊本市中央区上通町のびぷれすイノベーションスタジオで開かれました。オンライン視聴を含め、約40人が参加し、講師らは保護者の対応について「ゲームを引き離すよりも理解を」と呼びかけました。

熊日の創立80周年事業の一環。ゲームに熱中して不登校になった子どもや保護者などの相談に応じ、学習やメンタルのサポートに取り組んでいる「Altcom(オルトコム)」(福岡市)の柴田真理子代表が、自身の家族とのゲームトラブル経験をもとに「ゲームから引き離すより、一緒に楽しむなど、子どもの好奇心を理解することで、親子のコミュニケーションが再生し、ひきこもりから抜け出すなど好転するケースが多い」と対応策を伝えました。

また、同社顧問の精神保健福祉士、増田貴久氏は、「勉強したらゲームをしていい」などの〝条件〟を付ける手法について、「強制し過ぎると、勉強が、ゲームをすることの邪魔をするものとの認識を強め、勉強そのものを嫌いになりかねない」と注意を促しました。

ゲーム依存症をめぐっては、今年9月、長崎大の研究チームが、小中高生の7%にゲーム依存症の兆候があるとの調査結果をまとめ、依存傾向にある児童・生徒らは不登校の割合が高く、情緒不安など問題点を抱えるケースも多かったとしている。