美里町は10月6日、eスポーツを活用した認知症予防や、高齢者と若者の世代間交流などに取り組む「eスポでいい里づくり」事業をスタートさせました。熊本日日新聞社のほか、ゲーム機器販売や医療系ITなど県内を中心に計6社が連携して運営。
同町が熊本eスポーツ協会(熊本市)と9月に結んだ連携協定に基づく初めての取り組み。高齢者の生きがいづくりやデジタル人材の育成といった複合的な地域課題の解決に、eスポーツを活用する事例は国内初。事業は半年間の予定で、町内2カ所の高齢者の集いの場にパズルや脳トレのゲームを導入。小学校高学年向けに教育プログラミング授業を始める。年度末には小学生と高齢者のeスポーツ対抗戦なども企画しています。
この日、同市中央区のびぷれすイノベーションスタジオであった事業発表会には、事業運営者らが出席。美里町の上田泰弘町長は「高齢者には生き生きとした日々、子どもたちには希望に満ちた将来への足掛かりになる事業。住みやすく、選ばれる町づくりにつながる」と述べられました。